717系900番台製作記(3)

〜下回りの加工&塗装〜


ではいよいよ下回りの加工に取りかかります。

動力車はクモハ716-901に設定します。種車モハ456の動力ユニットを使用しますが、一部加工が必要となります。

TNカプラーを装着するため、トイレ側のダイキャストを・・・

こんな風にひたすら削ります。TNカプラー本体はエポキシ系接着剤で固定します。

同様にクモハ717-901の床板にもTN化のための加工を施します。この辺の加工方法はRM MODELSなどによく紹介されているのでここでは触れません。

ついでに、クモハ717-901にはトイレがあるので、銀河モデルの汚物処理タンクを取りつけます。

いっそのこと、室内にも凝ってみました。セミクロスシートを表現するため、種車のクロスシートの不要部分を削り取り、モリタのロングシートを貼り付けます。

ここで屋根板を塗装まで済ませておきます。グリーンマックスのAU75G(実車はAU710ですが形態が似ているので代用)を銀に塗り、屋根板をダークグレーに塗った後で接着。クモハ717-901のMG用ベンチレーターはTOMIXのパーツに交換します。ついでにクモハ716-901のパンタ回りにも色差しをしてみました。

いよいよ車体の塗装に取りかかります。金属部分にプライマーを塗ってから、下地を整えるためGSIクレオスのベースホワイトを吹き、次にGMの(16)青20号を吹きつけます。

青が乾いたら、ストライプ部分のマスキング(製図用のラインテープを使用)を施してから、一旦GM(37)白3号を吹き、それからGM(21)小田急アイボリーを吹きつけます。なお帯の幅は窓上0.7mm、窓下・前面2.0mmです。画像はそれなりにきれいに見えますが、実際は結構吹きこみがあって(マスキング直後にクリアーを吹いたにもかかわらず)、ひたすらタッチアップにて修正しました。ここまで終わった状態なのが右のクモハ716-901です。
今度はJRマーク(TOMIX製)と車番(キシャ会社製)をインレタでいれます。JRマークは赤を直に貼ると発色が悪いので、先に白を貼り、その上から赤を貼ります。ちなみにドアコック蓋を塗装前に筋彫りしていたのですが、見事に塗料に埋もれてしまいました(T_T)

いよいよ大詰め・・・ライトユニットの問題があります。クモハ717-901は種車のものがそのまま使えるのですが、クモハ716-901の方が問題です。しかしこれは885系用のライトユニットを加工することであっさり解決に向かいました。白色LEDは、橙色LED(EF58用から切り取る)に交換し、テールライト用赤色LEDも車体に合わせて画像のように付け直します。

あとは、室内灯用の集電板を介して動力ユニットに取りつければOKです。ヘッドライトは、光ファイバーにて導光します。後進時に、テールライトが点灯すると同時にヘッドライトまで点滅してしまうという不具合も見られますが、これは今後の課題ということにします。

かくして、窓ガラスと屋根パーツを取りつければ、717系900番台は完成です。

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