811系TNカプラー対応化加工
ジャングルプロダクションから、811系の車体キットが発売されています。エッチングの側板とロストワックスの前面に、グリーンマックス211系の屋根板と妻板を組み合わせて製作するという構成です。製品をストレートに組んだのでは、TNカプラーを取り付けることができません。そこで若干の加工でTNカプラーを取りつける方法を考えました。
まずロストワックス製の前面パーツを加工します。
ロストワックス特有の湯口があるので、これを説明書にあるように削り取ります。
それから、このように切り欠きます。側面も少し(0.5mmくらい)削っています。
前面パーツ下部を切り欠いたら、スカートをハンダ付けします。強度確保の面では、瞬間接着剤よりはハンダによる方がいいでしょう。
次に床板を加工します。メーカー推奨のグリーンマックス211系を使用する場合、床板の端(細い突起がある方)から8mmのところで切断し、写真のようにプラ板(t0.5mm)を継ぎ足します。
同じくプラ板でストッパーを作れば、これでTNカプラーは保持できます。TNカプラーは品番0332を使用します。
車体と床板を組み合わせれば、このように前面が引き締まります。
最後に性能試験・・・写真のように、R243カーブでも何の問題もなくカプラーは動作します。(スカートの取り付け位置にもよると思いますが、この作例ではR243のSカーブでも何の支障もなく動作することを確認しています)