423系九州色の見栄えをよくする
〜(3)車高の修正〜
ここでは、見栄え向上の最大のポイントとなる、車高の調整を図ります。
前述の通り、先頭車では、車体が前のめり気味になっているので、これを調整していきます。
まず、ライトユニットを取り外します。ピンセットを梃子のようにしてライトケースの後ろ半分を取り外し、ヘッドライトのプリズムを内側に引き出します(完全には外れなくても構いません)。
再び、ピンセットを使ってライトケースの残ったパーツを外します。
車体を外した状態と、ライトユニットを組み込まずに車体を取り付けた状態。いずれの場合も、床板とレールの平行は出ているので、車体が前のめりになっているのは、ライトユニットの据わりが悪いせいだということが分かります。
そこで、ライトユニットを加工します。右のように、床板と触れる部分を削り込んでいきます。(左は加工前)
併せて、前半分のパーツも同様に削ります。
このままだと、テールライトの電球が床板に当たってしまい、効果を実感できないので、抵触する部分を削っておきます。
すべての加工が終わった後の状態。やはり、水平が出ていると見栄えも違います。(もっとも、走らせてしまえば分からないのですが・・・)