423系九州色の見栄えをよくする
〜(2)客室窓閉鎖部の修正(&室内パーツの塗装)〜
前ページで、屋上の見栄え向上は図れたので、ここからは、側面の見栄え向上を試みます。前述のとおり、分散クーラー車の本来埋め込まれるべき運転室後部窓の形状を修正します。
窓埋めにはt1.0mmのプラ板を使用し、帯の印刷を剥がさないよう気をつけながら継ぎ目をきれいに仕上げます。
写真のようにマスキングを施し、GMの小田急アイボリーを吹き付けます。
マスキングを剥がした状態。これで実感的になりました。
乗務員扉の表現も気になる箇所なので、トレジャータウンのパーツを使用してディテールアップを施します。
プライマー処理の後、同様にGMの小田急アイボリーで塗装します。
塗装したものを上からゴム系接着剤で貼り付けます。このパーツ、ドアノブも別パーツでやや扱いにくいのですが、取り付けてみるとかなり実感的になるのが、右の製品状態と比べても分かります。
ついでに、特別保全工事車の特徴である茶系モケットを表現するために、室内パーツを塗装します。床敷物の色となるねずみ色1号を吹き付けた後、座席部分を残してマスキングし、モケットの色となるMrカラーのブラウンを吹き付けます。
トイレ部分には、このように便器まで表現されていますが、丁寧に色差ししても外からは見えないので、無視します。
動力車には、座席背ずりのブラウンを塗ってから、残りの部分につや消し黒を吹き付けます。
マスキングを剥がした状態(右)。床がグレーになっただけでもかなり見栄えが変わりますね。