423系九州色の見栄えをよくする

〜(1)屋上パーツの交換(&TNカプラー化)〜


この加工で使用するパーツです。TOMIX分売パーツのグローブ形ベンチレーター、115系用箱型通風器、各種アンテナにタヴァサのグロベン用台座です。

まず車体を分解し、車体を裏返すと、屋上パーツ類がマイクロ伝統の接着剤止めになっているのが分かります。

 

が・・・ベンチレータを指でつまんで引っ張るか、内側から千枚通しなどで押してやると、(意外に簡単に?)取り外すことができます。力を入れすぎると車体が割れる恐れがあるので注意!

グロベン台座は、プライマー処理の後、Mrサーフェイサーを吹きつけ、断面に金属地が出ないようにします。

塗装した台座をグロベン本体に取り付けてから車体にはめ込みます。(作例では裏からタミヤセメント流し込みタイプで固定)一番前の箱型通風器は、取り付け穴が異なるため、元の2つの取り付け穴の真ん中に穴を開け直してはめ込みます。

防護無線アンテナ・検電アンテナ・信号炎管も、「各種アンテナ」から拾い上げて取り付けます。このうち検電アンテナは、取り付け穴を開け直す必要があります。

斜めから見た感じ。製品のままの奥の車両と比べると、屋上の見栄えが向上したのが分かります。

次は分散クーラー編成ですが、ベンチレーターの位置がちょっと変です。そこでこれを修正します。先頭車は、一番後ろのベンチレーターが少し前に寄っているので・・・

取り付け穴を1mmほど後ろにずらしてやります。先頭車の加工はこれだけでOKです。

一番下の床置クーラー車と比べても、ベンチレーターの位置が適正になったのが分かります。

厄介なのが中間車です。特にモハ423では、ご覧のようにベンチレーターの位置がまるで揃っていないので、床置クーラー車に位置を合わせます。

ベンチレーターと同じ要領でクーラーを外し、すべての穴を一旦伸ばしランナーで埋めた後、車体内側の窪みを参考にベンチレーターの穴を開け、これをもとにクーラーの位置を割り出して取り付け穴を開けます。

クーラーで隠れてしまう場所を除いて表面を仕上げます。この後GMのダークグレーで塗装しておきます。

ベンチレーターとクーラーを取り付けます。前者には台座をかませておくのをお忘れなく・・・。

モハ422も同様に、ベンチレーターの取り付け穴を開け直し、これに合わせてクーラー(一番後妻寄りのもののみ)の位置も修正します。

パンタ回りには当初は手を付けない計画でしたが、眺めているうちに不満が募り、少しだけ手を加えることにしました。直流避雷機は銀河モデルのLA15Bに、交流避雷機はKATOのパーツに、パンタはTOMIXのPS16HGにそれぞれ交換します。このためパンタ台座を作り直します。

避雷機とパンタを交換し、配管にも色差しをした状態。左の製品状態と比べても、印象が変わったのが分かります。

運転台側のみ(コスト面での問題が理由)TNカプラー化しますが、そのままではカプラーが車体に当たって床板がはまらないので、車体と干渉する部分をカッターナイフで切り取っておきます。スカートは見栄えの面では製品状態のもので特に問題ないのでそのまま使います。

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