423系九州色の見栄えをよくする

〜Introduction〜


マイクロエース製品の423系九州色冷房改造車に手を加えていきます。車体の出来はいいですし、塗装もよく実車の特徴をつかんでいるのですが、全体として見ていくと、気になる部分がどうしても出てきます。

(1)車高・・・同社の国鉄近郊型車両は、シリーズ化が進んでいくにつれて少しずつ改良され、今回動力車とトレーラー車の車高の差は従来ほど気にならなくなりました。しかし、先頭車が前のめり気味なのは相変わらずといった感じで、この画像でも車体と線路の平行が出ていないのがわかります。

(2)屋上部品・・・本製品の分散クーラーや、他製品の集中クーラーの出来はいいのですが、グローブ形ベンチレーターや検電アンテナは何だか貧弱な印象を受けます。

(3)客室窓閉鎖部の処理・・・分散クーラー搭載車は、機器の関係で運転台後ろの客室窓が埋め込まれています。しかし製品では、窓パーツに色を塗ってこれを表現してあり、継ぎ目が気になります。

その他室内は青色成形で表現してありますが、実車は特別保全工事の際に茶系モケットに張り替えられているはずですし、また実車はタイフォンに球面カバーがついていたり、さらに製品の分散クーラー車のプロトタイプであるFO46編成は前面強化がなされていたり・・・という細かいポイントもあります。

そこで手を加えるポイントとしては・・・

Level 1 屋上パーツの交換(&TNカプラー化)
Level 2 客室窓閉鎖部の修正(&室内パーツの塗装)
Level 3 車高の修正

を掲げ、加工を施していきます。

製作記&インプレッションへ戻る

inserted by FC2 system