DD51のディテールアップ


KATOのDD51に細密感を持たせるべく加工を施しました。早くから技術が確立していた同社らしく、TOMIXの旧製品よりははるかに良い出来ですが、運転室窓が旋回窓タイプのA寒地仕様になっており、これを九州タイプにしようにも製品のままでは無理があります。よってこれの修正も兼ねて加工することにしました。

車体デザインが独特のディーゼル機関車だけに分解方法も特殊です。センターキャブを真上に引っ張るようにして外します。運転台屋根も上に引っ張れば外れます。運転台窓ガラスは、電車や気動車のように表から爪楊枝などで押して外します。

外した運転台ガラスの旋回窓のモールドをペーパーで削り取り、コンパウンドで仕上げます。これだけでも随分イメージが変わります。(右が加工前、左が加工後)この旋回窓の撤去方法はTOMIXのDE10にも応用できると思います。

でもって・・・せっかく旋回窓を撤去したのでワイパーを追加しました。使用したのは銀河モデルのパーツです。ついでにHゴムは黒にしてみました。

上と反対側の運転室窓。列車無線アンテナを追加しています。カワマタのDD51パーツセットに入っているアンテナ台座をかませています。今回は使用しませんでしたが、このパーツにはボンネット部の手すりなどが含まれているので、こだわりたい方は使用されるといいでしょう。

側面・・・タブレット保護柵はタヴァサのキハ58系用です。これはカワマタのタブレットキャッチャーの説明書にあったアイデアを活用したものです。

上と反対側の側面・・・所属区差しにも色入れしてみました。

屋根・・・信号炎管とホイッスルを別パーツ化しています。前者はKATOのEL用、後者は銀河モデルのパーツです。ホイッスルの組み立てが難しいですが、取り付けるとかなりサマになります。

ボンネット部には継ぎ目のゴムにグレーを色差ししています。

ナンバープレートは所定のサイズに切り出して朱色4号に塗ったt0.5mmのプラ板を使用し、銀河モデルのインレタでナンバーを入れて作成しました。1070号機としたのは、KATO製品のプロトタイプに該当するものの中で門司機関区に所属する車両がこの1両だけだからです(あとかつてJR九州にいた1071号機も製作可能)。元々は800番台にするつもりでケイズワークスの屋根パーツも用意したのですが、しばらく放置している間にTOMIXからHG仕様の800番台が発売されることになり、計画を変更したものです。

JR貨物のDD51の特徴といえば、冷房を搭載しているものがあることです。この1070号機にも冷房が搭載されているので、ケイズワークスのクーラー室外機を取り付けました。

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