キハ125製作記(1)

〜車体の組み立てから塗装まで〜


東京堂エバラボデーのキハ125キットを組み立ててみました。一般流通はしておらず、メーカー直販での購入となりました。ハンダ付けでの作業が必須となります。

製品はこんなパッケージに入っています。

キットの中身です。車体は折り曲げ加工済み、これに内張りと前面のエッチング板が入っています。

動力にはTOMIXの三陸鉄道36型(以前はこいつから何とか作れないか・・・と考えていましたが)の動力ユニットを使用しますが、台車は同じくTOMIXのキハ120用を使う予定です。

まず、内張りをハンダ付けします。ドアがずれないように注意が必要です。外板は折り曲げ済み、しかも車体裾を折り曲げる必要もないので、その点は楽でした(笑)。

続いて前面パーツを加工します。外板にライトケースと幌枠をハンダ付けしたあと、内張りと接合します。

側板と前面を接合します。ここが最大の難関でしょう。キットの説明書きにあるように、数ヶ所にハンダを点付けしてから流し込んでいきます。その後、やすりで成形していくのですが、ここで注意を・・・

前面パーツを取り付ける向きですが、上の実物写真から分かるように、排気口のモールドが近い方にジャンパ栓のモールドがあるパーツを取り付けます。このあたりは説明書に書かれていないので、注意が必要です。
※キハ125‐4(本カラ)/8531D 2002年4月14日、肥前久保駅にて撮影

(4ヶ月ほどの放置プレイ(爆)の後ですが・・・)ここでディテールアップを試みます。実車は最近になって、ドア上部に水切りが取り付けられているので、0.2mmの真鍮線で表現します。所定の形状に曲げた後、ハンダで固定します。

(注:写真はイメージです)

さらに・・・防護無線アンテナと信号炎管(ともに銀河モデル製)を取り付けるため、取り付け穴をこの時点でドリルで開けておきます。相手が金属なのでプラのようにサクサク開けるわけにもいかないため、KATOのユニクリーンオイルを潤滑油代わりにして開けていきます。

すべての加工が終わった状態の車体です。

では塗装に入ります。サンポールで酸洗いしてクレンザーで研磨、という下準備をして、マッハのメタル用シールプライマーを吹きつけます。(昔は原液を筆塗りなんてこともやっていましたが・・・)

プライマーが充分に乾いたら、Mrカラー(4)イエローを吹きつけます。GM(23)西武イエローよりはこっちの方が近いようです。

屋上パーツもこの段階で塗装しておきます。クーラーはグリーンマックスのAU26J-Aを使用しますが、これもキットの説明書きにある加工を施した後で車体色に塗装しておきます。なおダクトの形状は実車とは異なりますが、目をつぶります。

その他の屋上部品(ベンチレーター・信号炎管・列車無線アンテナ)も、プライマー処理をしてから同様に車体色に塗装します。

付属のインレタは、直に車体に転写せず、一旦クリアーデカールに転写してから貼りつけます。その方が、凹凸のある部分に転写する時などイライラしなくてすむからです。

デカール貼りの前に、各部に色入れをしておきます。まずライトケースには、銀を塗ってからテールライトにはクリアーレッドを差し、銀と黒鉄色から調色したものをリムに色差しします。

Hゴムには黒を、ドアレール当たり板と靴ずりには銀を色差しします。

ここでデカールを貼りつけます。水を染ませた綿棒で少しずつ動かしながら位置決めします。所定の位置に来たら水気をちり紙で吸い取り、マークソフターを塗ります。マークソフターが乾いてしまったら、その後の調整はもはや不可能なので注意が必要です。

デカールが乾いたら、窓ガラスを入れていきます。これには以前作ったBONAのキットに付属していた塩ビ板の余りを使います。窓サッシパーツには、ほぼ同じ大きさに切り出した塩ビ板をゴムボンドで貼りつけ、さらにエポキシ系接着剤で車体に貼りつけます。

前面窓の大きさに切り出した塩ビ板には、裏側からゴムボンドで方向幕シールを貼ります。裏紙は剥がさなくてもOKです。前後で違う行先にするのは私の趣味です(笑)。

屋上部品もエポキシ系接着剤で接着し、片側の前面に貫通幌(KATOキハ40用の再利用)をゴムボンドで取りつければ、車体は完成です。

Next・・・下回りの加工

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