西鉄バス・三菱ふそうMP747ノンステップ
(西工96MC仕様)


2005年4月製作・・・「ザ・バスコレクション」第5弾の西工96MCノンステップから、西鉄のノンステップバスを製作しました。現在は福岡空港国内線−国際線連絡バスで使用されていますが、1998年に登場した時は、一般路線で使用されていたので、モデルもその頃の姿をプロトタイプとしています。以下に製作の手順をまとめたのでご覧ください。

製品の短尺車に対して実車は中尺車なので、必然的に2台分の切り継ぎが生じます。また、三菱ふそうシャーシかつフロントガラスが左右非対称の「B-II」マスクなので、自動的に一方の種車は阪急バスとなります(もう一方は京都市営バスでも可)。

車体を分解し、シンナープールで塗装を落とした後、車体に接着されているクーラーを取り外します。車体とクーラーの隙間からカッターの刃を差し込んで、少しずつ隙間をなぞっていくように刃を当てると、取り外すことができます。

ホイールベースの寸法(実物で5.3m)を参考にして、2台分の車体を切り継ぎます。

その後、ドアの加工に取り掛かっていたところ、福岡県西方沖地震により落下物の下敷きになってしまい、このように大きく変形してしまいました・・・(泣)。修復不可能と判断し、一から作り直すこととなりました。

気を取り直して、代替品を確保し、地震直前の状態まで加工した後、t0.5プラ板でドアを作ります。前ドアは製品よりも幅が狭いので、その調整も行います。

上記のように取り外しておいたクーラーを所定の位置に接着します。同時に、ベンチレーターを移設しますが、使用したパーツはBONAの新系列気動車用ベンチレーター(8個入り・税込み420円)です。トレジャータウンからバス用のベンチレーターも発売されていますが、こちらは確か6個入り・税込み630円だったと思うので、BONAのパーツの方がお買い得です(入手もこちらの方が比較的容易)。元のベンチレーターは撤去し、開いた穴はランナーで埋めて起きます。

リアのナンバープレートを移設しているところ。

実車には、窓下にリブのようなものがあるので、伸ばしランナーでそれを表現します。併せてエンジンルーバーの形状も変えておきます。

室内パーツも、車体に合わせて加工します。左のように座席を表現し、ねずみ色1号で塗装した後座席に色を差し、床面にはクリーム4号を塗ります。

車体の塗装ですが、ストライプの赤はなかなか微妙な色をしています。作例では、Mrカラーの原色のレッドをベースに、シャインレッドやらマルーンやらGMの赤14号やら加えて調色しましたが、これでもちょっと違うかな、というところで微妙です。マスキングは上から0.5mm、0.4mm、0.7mmの順でテープを使用していますが、幅はイメージに合うようにお好みでどうぞ(笑)。車体色はMrカラーのキャラクターホワイトです。その後、各部に色差しをして完成です。

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